【映画】City of Men

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『シティ・オブ・ゴッド』の同監督が製作している作品で、前作と同様にリオのスラム社会が舞台です。暴力と貧困の現実世界を生きていく子供達の日常をスタイリッシュに描いて衝撃的だった「シティ・オブ・ゴッド」。前作に較べると主要な主役二人の若者の成長を丹念に描いた作品となっています。

本作の主役を演じた2人も「シティ・オブ・ゴッド」に出演していて、リル・ダイスという衝撃的な子役を演じていたのが、本作の主役であるエースを演じているドグラス・シルバ。そして、その親友であるウォレスを演じたのがダルラン・クーニャ。両名共に同名のTV番組で長年同じ役を演じていた為、その成長過程の映像をミックスしているのだが、他の子役を再現シーンに利用する必要がない為、現在と子供時代とのシーンの繋がりを観ても違和感がまったくない。そういう意味でも、非常に珍しい映画のケースといえるかもしれません。

相変わらず驚愕するのは、両映画ともブラジルのファヴェーラと呼ばれる貧民街の現実を誇張ではなく映画にしているだけという事実であり、現在でもその状況が続いているという事ですね。

ファベーラとは、貧しい人々が、誰も住めないような山の斜面やがけっぷちなどに、小屋のような家を建てて住み着くことで形成されていくスラム街。不法占拠地であり、番地の区割りもない。水道や電気も整備されず、さらには、教育、保健衛生、福祉などの行政サービスも十分に受けられないという問題点もある。失業率も高く、犯罪の温床になりやすい

また、

ブラジルには世界最大といわれる貧富の格差が存在している。じつに国民の60%もの人々が、その所得が国民平均所得の2分の1にも満たない貧困層に属しているといわれている。さて、この貧富の格差は、ブラジルにおいて様々な社会問題を産み出している。必要に足る衣食や教育機会が与えられない極度の貧困状態にある15歳以下の子供たちは2250万人にのぼると言われ、こうした貧困状況がストリートチルドレンの増大や、犯罪被害者の人口比率44%(!)のリオデジャネイロに代表されるような世界最悪の治安を作り出していると云われています

もし、DVDでこの映画をみるのであればらメイキングも、是非とも観ていただきたいと思います。ファベーラでは、父親が逃げてしまったり、家族としての責任を取らないことが良くあり、本作でも、父親との関係が映画のテーマのなかで大きな位置を占めています。実生活において、主人公の2人とも父親がいないそうですが、映画の中では自分を捨てた父親を見つけようと奔走するウォレス(ダルラン・クーニャ)が、メイキングのインタビューの中で、現実世界の父親について語る場面にかなり衝撃を受けました。

父親が死んでいることを聞いて、安心した

勿論、語った言葉はこれが全てではありませんが、この言葉の意味を、貴方なら、どう受け取るでしょうか?

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