実は、ちらっとWikipediaを斜め読みしていた際に、チェと同時代に同じ南米で生きたチリの革命家サルバドール・アジェンデとは、お互いに認めて敬愛し続けたという一文を見つけました。
サルバドール・アジェンデさん。
やっぱり、私にとって南米は遠いところなのでしょうか、まったく知らないことばかりです。
1959年に両者が始めての会見で、ゲバラはアジェンデに著書「ゲリラ戦争」を贈り、その著書に「私と違った手段で、しかし私と同じようものを獲得しようとしているサルバドール・アジェンデへ。心をこめて。チェ。」と記したそうです。
ちなみに、アジェンデさんは、チェについて下記のように評しています。
「私は世界の多くの優れた人間に会ったけれども、その中で二人だけが他の人たちにない何ものかで私を印象づけた。それはチェ・ゲバラと周恩来であり、その二人のまなざしであった。両人のまなざしには内的な力と確信と皮肉があった。」
『確信と皮肉』、そうかもしれませんね。
確かにチェ・ゲバラの行動や思想の基軸には、正しいかどうかは別として、ある種の確信と皮肉があるようです。
勿論、その点も含めて、チェの人となりであって、そのカリスマとしての波瀾万丈な人生もさることながら、内省的な側面が後生の人を魅了するのでしょう。でも、まさか周恩来がでてくるとは…
チェと日本の繋がりを示すドキュメンタリーも『炎の記憶 ~原爆の残り火をキューバへ~』*広島ホームテレビ*2007もみてみたいですね。
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