バラク・オバマ氏が大統領に当選。正直なところ、あまり興味はなかったのですが、Next Realityさんのエントリーを読んで、彼等の今後のスピーチに興味を持ちました。
もちろんこの種の練りに練った演説は本人だけで作れるものではない。優秀なスタッフの尽力があればこそだ。いったいどんなスピーチライターが関わっているのかと調べてみたら、Adam Frankelという26歳(!)の人がいて、しかもケネディ大統領の特別顧問だったTed Sorensenの薫陶を受けているらしい
オバマのスピーチライターは26歳 via Next Reality
オバマのスピーチライターチームはJon Favreau氏 (26歳) をチーフとする3人組で、残りのメンバーが(前のエントリーで紹介した) Adam Frankel氏(26歳)とBen Rhodes氏(30歳)。何となく、もっと年長者もいるチームに若いメンバーとしてFrankel氏が参加しているというイメージを持っていたのだが、全員何という若さだろう。
オバマのスピーチライターチーム via Next Reality
彼等のチームは、今回に限らず、様々なスピーチ原稿を悩みながら書き、推敲して、そして発表していくのでしょう。チームの若さゆえに、メンバーの成長にともなって、内容は変化をするかもしれないし、もしくは、厚みをましていくのかもしれない。しかし、スピーチが、チームで作成されるのだとすれば、そこには他者の経験、知識、思想、方向性、そして意志が加味されることを避けることはできないと思います。オバマチームとして思想の骨格、つまり、バラク・オバマ氏の『Yes, We can』で始まった変革の骨子を根底に置きつつ、その上で、いずれ積み重なる問題に対して、どのようにスピーチを書いていくのか、それが楽しみです。
以前のエントリーでも紹介して気がひけるのですが、ご紹介させていただきます。誇張ではなく、ドラマの全編で、スピーチ原稿については、毎回のように擦った揉んだをしていますが、そこがまた興味深い。パブリックに対しておこなわれるスピーチがどれだけ大事なのかの証左なのでしょう。因みに、番組アドバイザーとして、1期目のクリントン政権のスピーチライターで、現在、ABCテレビThis Weekのホストを務めるジョージ・ステファノポロスも参加していた。
ジョージ・ロバート・ステファノプロス(George Robert Stephanopoulos、1961年2月10日 潤オ)はアメリカの政治家。クリントン政権で主席報道補佐官、のち政策戦略問題担当上級補佐官を務めた。
via wikipedia
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