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JOL(@GIANSTEP1)です。

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市川崑でなくても夫婦映画として好きな作品です
夫婦映画
一応、市川崑監督を描いたドキュメンタリー映画ということことだが、実は「夫婦を描いた物語」の映画であるのが、何よりもこの作品の好きなところだ。
たとえば、ある種の恋愛映画のような、気恥ずかしい雰囲気は微塵もない。映画的部分の遊びの部分さえも、落ち着いた気持ちで観ていられる。
ただ「この映画を恋愛映画と呼ぶのか?」と云われる方もいるかもしれないが、これは、とても素敵な恋愛映画である。
カバーからは、とても恋愛映画に見えない。現実の話なのに、まるで「映画的な」恋愛が描かれているという意味でも、カップルや夫婦にお薦めしたい作品だ。
生涯の伴侶であり、シナリオライターとして名コンビを組んだ和田夏十との思い出を、岩井俊二ならではの解釈と演出により、市川崑のラブストーリーとして昇華させた。
夫婦映画
個人的に言えば、市川監督の作品で石原裕次郎主演の『太平洋ひとりぼっち』(1962年)が好きだ。
ラストシーンで、太平洋横断で疲れ切った身体を湯船に浮かべて癒しながら、満足そうな裕次郎をみて、やっぱ日本人は風呂だよね…、と子供時代に感動したことを、今でも鮮明に覚えている。
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