「時間を知る道具」ではなくなった今/ Ole Mathiesen(オーレ・マティーセン)

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こんにちは! ジャイアン(@GIANSTEP1)です。

最近、ビジネスの場で「時計は別にいらないよね」と話す人も増えています。
スマホもありますし、時間を見るだけの用途なら、ほんと時計は現代では不要になりつつあります。

でも、名刺交換や資料を手渡す瞬間など、意外と“手元”って相手の視界に入るんですよね。

ここで時計が雑だったり、逆に主張しすぎていたりすると、
ほんの少しだけ印象にノイズが入ります。

今日は「面倒なのは嫌だけど、最低限きれいに整えておきたい」人に向けて
これ1本でビジネスもフォーマルも回せる時計を説明します。



1|腕時計の役割は「所作」を整える方向にシフトしている話

見られてるのは時間じゃなくて“動きのほう”なんですよね

スマホで時間を確認するのが当たり前になったいま、時計の役割は少し変わりました。
重要なのは、“時間を見る機能”ではなく、“動作の流れを整えること”に移っています。

商談、名刺交換、会食。
手元を動かすシーンは多いです。そこで時計が整っていると、動作が自然で、落ち着いた印象に見えます。
逆に、時計が厚かったり、派手すぎたりすると、ちょっとした違和感につながります。

つまり、「時計は見せるためのものではないけど、見られてはいる」。
そんな位置づけに近いと思います。


2|ビジネスで違和感が出ない“最低条件”は3つ

これさえ整ってれば、とりあえず外さないよねという基準

複数本持つのが好きな人もいるけれど、「1本で全部回したい」という人が多いのも事実です。
そのときに押さえておけば安心な条件が3つあります。

2-1|視認性の高いアナログ三針
デジタルやスマートウォッチは便利ですが、フォーマル感の調整が難しくなります。
アナログ三針はどの場面でも浮きませんし、読みやすさもシンプルです。

2-2|白文字盤(無地)
白は冠婚葬祭でも問題ない“安全色”です。
迷ったら白にしておくと、TPOの幅がいっきに広がります。

2-3|薄くて袖に引っかからない
厚い時計だと袖にぶつかって、手元の動きが不自然になります。
6mm前後の薄型だと、スッと袖の下に収まります。

この三つを満たすだけで、ほとんどの人は「これで十分」と感じるはずです。


3| スーツとの相性を決める細かいポイント

服との“ちょっとした噛み合わせ”が大事なんですよね

せっかく良い時計でも、服との相性が悪いと印象がちぐはぐになります。

3-1|ケースサイズは35mm前後
スーツは線が細く静かなアイテムなので、時計も控えめが合います。
35mm前後が自然に収まりやすいサイズです。

3-2|ストラップの色は靴・ベルトと揃える
黒なら黒、濃茶なら濃茶。
「足元と手元」が揃うと、全体が整って見えます。

3-3|流行に流されないデザインが強い
トレンド時計は一見華やかですが、数年で古くなることもあります。
シンプルな時計は、10年経ってもほぼ変わりません。

“時間が経っても違和感がない”というのは、1本勝負するうえでかなり大事です。


4|なぜ複数持たず“万能の1本”だけでいいのか?

迷う回数が減ると、日常がけっこう楽になります

時計を複数持つほど、
・TPOの判断
・保管
・メンテ
・電池交換
などの管理が増えます。

一方、1本だけにすると、毎朝の「どれにしよう?」が消えます。
これは本当に気が楽になります。

また、1本なら“良いものを長く使う”と割り切れるので、結果として一番コスパが良かったりもします。


5|ここまでの条件を満たす時計は少ない

シンプルって簡単そうで、意外と作れるブランドが少ないです

白文字盤・薄型・三針・控えめデザイン。
この条件は簡単に見えて、実現できるメーカーは少ないです。

そこで名前が挙がるのが
Ole Mathiesen(オーレ・マティーセン)

1850年代から続くデンマークの時計ブランドで、王室御用達。
必要なものだけを残した“洗練されたシンプルさ”が特徴です。

派手さはないのに、上品さは残る。
この絶妙なバランスがあるから、ビジネスでもフォーマルでも浮きません。


6|1962 Classicシリーズは本当に万能

“気をつかってないのに整ってる感”が出せる1本

特に「1962 Classic」は、まさに万能の代表格です。

6-1|ビジネス
6mmの薄型ケースで、袖にすっと吸い込まれる。
動作がきれいに見えます。

6-2|冠婚葬祭
主張しすぎず、控えめすぎないデザイン。
フォーマルの場ですごく強いです。

6-3|カジュアル
Tシャツはちょっと上品すぎるかもしれませんが、
シャツやニット、ジャケットには抜群に合います。

「どこに行っても大丈夫」という安心感が大きいです。


7|値段と使用期間のバランス

毎日つける前提なら、実はコスパ悪くないよねという話

定価(日本価格)では17万円ほど。
もちろん安くはないです。

ただ、
・毎日使う
・10年以上デザインが持つ
・多くのTPOを1本で回せる

1日あたりにすると、数十円〜百円台かなと考えれば
投資としては“悪くないライン”です。

他の時計を追加で買わない前提なら、長期的な費用はむしろ低くなります。


8|敢えて悪い点を言っておくと、レザーバンド

完璧に近い時計にも、ちゃんと弱点はあります

オリジナルのレザーバンド。
本当に薄くて、スタイルとしてはほぼ理想形です。

ただ、正直に言うと、かなり脆いです。
普通に使っていても、わりと早い段階でやられます。

なのでこの時計は、
「バンドは消耗品。買い替え前提」で考えておいた方がいいです。

薄いレザーバンド自体は市場にあるので、代替は可能です。
とはいえ、それにしても少し弱すぎる、というのは事実です。


8|というわけで、まとめ

時計より“身だしなみの一部”として選ぶと失敗しません

時間を確認するための時計ではなく、
“所作を整える静かな装備品”として見ると、選ぶ基準が変わります。

そして、
・白文字盤
・薄型
・アナログ三針
・シンプルデザイン
を揃えると、どんな場面でも安心して使えます。

Ole Mathiesenの1962 Classicシリーズは、これらをすべて満たした“万能の1本”。
複数本持つのが面倒な人、迷いたくない人には、検討する価値は高いと思います。



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