リスクを避けてきた僕たちが、そろそろ知っておいたほうがいいこと

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こんにちは!ジャイアン(@GIANSTEP1)です。

今日は「何もしないことのほうが実は危ない」という、ちょっとドキッとする話を書きたいと思います。

リスクって、怖い言葉ですよね。
できれば避けたいし、失敗はしたくないし、なるべく静かに暮らしていけたら安心だと思う人は多いはずです。

ただ、海外で生活したり、投資を続けたり、働きながら人生のOSを少しずつアップデートしてきた中で、僕自身ひしっと感じたことがあります。

「何もしない」が、実は一番リスクが高かったりするんですよね。

とはいえ、いきなり“行動しろ”と言われても、納得感がないと動けません。
そこで今回は、ウォール街のプロである堀古英司さんの『リスクを取らないリスク』をベースにしながら、僕自身の視点も交えて、「日本人が見落としがちな、本当のリスク」を5つにまとめてみます。

今日のテーマが、あなたの人生OSの小さなアップデートにつながればうれしいです。


1. 参加しないことがリスクになる世界になった

(よく考えたら、何もしないって一番ドキドキする選択なんですよね)

まず最初に、よく聞く話があります。

「アベノミクスで儲かった人は一部だけだよね?」

当時、僕もそう思っていました。
ただ、北米で暮らしたり、投資を続けたりして見える景色が変わったんです。

海外では、投資は「社会の成長に参加する行為」として日常の一部になっています。
やるかやらないかは自由だけど、参加しない人は“置いていかれる構造”が当たり前なんですよね。

日本では投資をしないことが“安全”だと信じられてきました。
でもそれは、「損をしない」代わりに、「伸びない」ことでもあります。

僕自身、世界株や通貨を組み合わせるようになって、ようやく理解しました。
“無難”に見える選択こそ、長期ではいちばん不利になりやすい。

とはいえ、いきなり大きな投資をする必要はありません。
今日のテーマは「行動の大きさ」ではなく、「参加する姿勢」なんです。


2. 日本は挑戦しなかった20年を生きてきた

日本ってずっとブレーキ踏んでたんじゃない?という話)

海外で暮らしてみると、日本の空気にある“慎重さ”がよくわかります。
それはそれで良い文化なのですが、経済の文脈では少し問題があります。

なぜかというと、日本は「失敗しないこと」への価値がとても高いからです。

北米の幼稚園では、5歳の子どもに「リスクテイカーになれ」と教えます。
失敗してもやり直す前提で、挑戦し続けることを学ぶんですよね。

一方、日本の教育は「間違えないようにしよう」と教えます。
どちらが良い悪いではないのですが、この違いは長期的に効いてきます。

チャレンジの蓄積が少ないと、国全体がゆっくり止まり始めてしまう。
“失われた20年”の中身を見ていくと、そこには日本の文化的な慎重さが濃く影響しているように見えるわけです。

この構造は、実は個人のキャリアにもそのまま重なります。
挑戦が少ないほど、未来の選択肢は細くなる。

とはいえ、無茶をしろという話ではありません。
“生活を壊さない範囲で、少しだけ挑戦する”で十分なんです。


3. 「時間を味方にできなかったコスト」が一番大きい

(未来の自分「もっと早く言ってよ…」案件)

ここは、僕の投資OSの根幹にある部分です。

複利は時間が育ててくれます。
一方で「行動しない時間」は、確実に損失として積み上がります。

日本の金融政策が遅れたことで回復が遅れた、という話がありますが、
実はこれ、個人にもまったく同じことが起きています。

・英語を始めようと思って3年経った
・副業を考えていたけど動かなかった
・投資を始めようと思って情報収集だけして終わった

これらは“何もしていないから損していない”のではなく、
“動けば得られたかもしれない3年”を失っているということなんですよね。

僕自身も、投資を本格的に始めるのが数年早かったら…と思う瞬間があります。
でも、それに気づけたこと自体が大きい学びでした。

とはいえ、後悔しても仕方ありません。
今日がいちばん若い日なので、ここから行動すれば間に合います。


4. 円だけの資産は、もはや「安全策」ではない

(円だけ握ってると、世界の変化に置いてかれがちです)

カナダで暮らして初めて、為替の影響力を生活レベルで実感しました。
同じ100万円でも、国によって価値がまったく違うんですよね。

日本では「円を持っておけば安心」という価値観がずっと続いてきました。
でも現在、円高を支えていた条件はどんどん消えつつあります。

人口動態、財政、貿易構造。
冷静に見れば、円だけで資産を持つのは、ある種の“集中投資”なんです。

僕はCADとUSDの資産を持つようになって、
「あ、こういう形でも安心が生まれるのか」と体感しました。
通貨分散って、感覚としては持つまで理解できない部分があります。

とはいえ、これは「全資産を外貨にしよう」という話ではないです。
比率を少し調整するだけで、リスクはぐっと下がります。


5. 日本の年金運用は「短期の安心」を優先しすぎている

(“とりあえず安全”があとでぜんぶツケになる問題)

年金の話は、ちょっと重いですよね。
ただ、ここにこそ“何もしないリスク”が詰まっています。

日本の年金は国民感情を考慮して、変動の大きい投資を避けがちです。
短期の安心を守る設計なんですよね。

でも、長期の複利を逃すと、将来の世代に負担が残ります。
一方、ノルウェーは世界中の株式に分散投資し、長期運用で成功しています。

短期で荒れない代わりに、長期では伸びない。
これは国の話ですが、個人の資産にもそっくりそのまま当てはまります。

とはいえ、国の運用を個人が変えることはできませんが、
個人の資産形成は今日から変えられます。


まとめ:「何もしない」はリスクを避ける行為ではなくなった

(一歩でいいので前へ。止まらなければ案外なんとかなる)

ここまで5つの“本当のリスク”を整理してきましたが、
一貫して伝えたいのはこの一点です。

行動しないことが、もっとも目立たないけれど、もっとも積み上がるリスクである。

世界はスピードを上げ続けています。
それに対して、自分だけが止まってしまうと、相対的に後退になってしまうんですよね。

とはいえ、大きな行動をする必要はありません。
昨日より1ミリでも前に進むだけで十分です。

今日の記事が、その1ミリの後押しになってくれたら嬉しいです。

というわけで、ここから先はあなたのペースで、ゆっくり進めば大丈夫です。

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