こんにちは!ジャイアン(@GIANSTEP1)です。
今日は「バビロンの大富豪の知恵って、今の日本でも本当に使えるの?」という疑問に、できるだけやさしく触れていきたいと思います。
100年前の本なのに、いま読むと「これ普通に現代でも通用するな…」と思える部分がしっかり残っているんですよね。
特に普遍的な原則「7つの知恵」にある 1・3・7 の三つは、もはや時代を越えて“資産形成の基本 OS”になっているので、ここを選んで少し厚めに解説します。
ではいきます。
お金を貯める、増やす、守るための普遍的な原則『バビロンの大富豪』の「7つの知恵」
具体的には、下記の7つの教えがあります。
1収入の10分の1を貯金する: まずは手取りの10%を貯蓄に回すことから始める。
2欲望に優先順位をつける: 支出を管理し、本当に必要なものとそうでないものを見分ける。
3貯えた金に働かせる: 貯蓄したお金を、投資などを通じて増やす。
4危険や天敵から金を堅守せよ: 投資や貯蓄を守るために、安易な詐欺や損失を避ける。
5より良きところに住め: 支出を適切に管理し、家賃などの固定費を適切に抑える。
6今日から未来の生活に備えよ: 将来の備えのために、今日から貯蓄を始める。
7自分こそ最大の資本にせよ: 自身の知識や能力を高めることが、最も価値のある投資となる。
1. 収入の10%を先取り貯金する
(ルール化すると、人はラクになるという話です)
先取り貯金って、聞き慣れすぎていて「はいはい、それ知ってるよ」という扱いをされがちなんですが、実際にやっている人はそこまで多くありません。
理由はシンプルで、人間は“余ったら貯める”という方法だと永遠に余らないからです。これ、ほんとです。
なので「給料が入った瞬間に10%だけ移す」という、ある意味ゲームの最初に“ハンデを決めておく”みたいな仕組みにするほうがうまくいきます。行動の自動化って強いんですよね。
家計が崩れる理由の多くは「毎月の支出が変動的で、どこが上限かわからない」ことです。
でも先取り貯金を入れると、支出に“制限ライン”が生まれるので判断がラクになります。
しかも、一回仕組みを作るとずっと動き続けるので、本人のやる気に依存しません。これは大きいです。
10%は“最低ライン”なので、余裕がある時期は15〜20%にしてしまうのもありです。
結局、複利のスピードって「元本がどれだけ増えるか」で決まるので、ここを固めるだけで未来の数字が勝手に大きくなっていきます。
ただ貯めるだけでは成長しないので、次は「そのお金に働いてもらう」ステージに進みます。
2. 貯めたお金を働かせる
(現金だけで持ち続けるのは、じつは“静かな減価”です)
昔は「貯金しておけば安心」でしたが、物価がじわじわ上がる現代ではこれは完全に前提が崩れています。
特に日本は超低金利なので、銀行金利はほぼ“飾り”レベルです。
この状態で何十年も現金だけ持つと、実質価値が減っていくので、感覚としては“見えない損”が積み重なっていきます。
インデックス投資(全世界株・米国株)、債券、金、REITといった資産は、数十年スパンで見ると成長率がプラスになりやすいというデータがあります。
もちろん年ごとの上下はありますが、「長期で増える確率は現金より高い」という構造は動きません。
さらに、つみたてNISA・iDeCoのような非課税制度は、運用益に税金がかからないため、長期の伸びをさらに押し上げます。
よく「投資は怖い」と言われますが、“何もしない”こともまたリスクです。
現金の価値が減る仕組みを理解していないと、“安全に見える選択肢が一番危険だった”ということが起こります。
金融資産の運用だけでは成長に限界があります。
本当に効くのは、そもそもの“稼ぐ力”を強くしてしまうことです。
3. 自分こそ最大の資本にせよ
(結局いちばん伸びるのは“自分”という話です)
バビロンの知恵の中でも、最も現代的で、最も効果が大きいのがこれです。
スキル、知識、キャリア、そして健康。
ここに投資すると、金融資産の伸び方がまったく変わります。
年収が400万円から500万円になれば、10%貯金の額は40万円→50万円に増えます。
たった10万円でも、20年積み上がると大きな差になります。
つまり、自己投資は複利の“元本”を押し上げるので、ものすごく効きます。
そしてもう一つ大事なのが健康です。
健康が崩れると収入も投資も止まるので、ここを守ることは、実は資産形成の“土台の補強”なんですよね。
自己投資=資格を取る、という狭い意味ではありません。
市場価値を上げる行動、睡眠を整えること、適切に運動すること、人間関係のメンテナンスなども全部含まれます。
「稼ぐ OS」を強くすることそのものが、一番の投資になります。
この三つを同時に回すと、貯蓄・投資・所得の三つが連動して成長します。
まとめ
(“お金の基礎 OS”が整うと、人生の判断がめちゃくちゃ軽くなります)
バビロンの大富豪は古い物語ですが、構造自体は現代でもそのまま使えます。
特に以下の三つは、今の日本でも完全に有効です。
- 収入の10%を先取りする
- 貯めたお金を働かせる
- 自分の市場価値と健康に投資する
この三本柱を同時に動かすと、
貯蓄が安定し、
投資の伸びが加速し、
収入の土台が強まり、
長期的な資産形成が“勝手に進む状態”になります。
というわけで、バビロンの知恵は「昔の金持ちの話」ではなく、
いまの私たちの生活を支える 資産形成 OS として使えるものなんですよね。



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