「仮説思考の次に来る、行動で未来を実装する」

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こんにちは! JOL(@GIANSTEP1)です。

今日は、馬田隆明さんの『仮説行動』をベースにしながら、
「考えるだけでは、未来は1ミリも動かないんだよな…」という、
僕自身が仕事でも投資でも何度も痛感してきたテーマについて書いてみます。

よく言われる仮説思考って、すごく便利なフレームではあるんですが、
そのままでは“未来の不確実性が高すぎる現代”では動きが止まりやすいんですよね。
頭で整理すればするほど、動けなくなる。経験ある人、多いと思います。

というわけで今日は、
「仮説思考の次に来る、行動で未来を実装するOS」
を、4つの鉄則としてまとめました。

こんにちは!今日はこんな話をしたいと思います

予定を立てて、分析して、最適解を考える。
昔はそれでかなりうまくいきました。でも今は違います。
市場が早すぎて、計画が翌週には無効になったりします。

僕自身、事業でも投資でも「考えすぎて動けない」ことが何度もありました。
そのたびに気づいたのが、
未来を変えるのは“考えること”ではなく“動くこと”なんだなという事実でした。

とはいえ、行動しろ!だけだとただ焦りますよね。
なので、行動に落とすための“OS(考え方の土台)”として、
『仮説行動』が示す4つのルールを整理していきます。


1. 行動が思考の限界を突破する

(分析しても霧は晴れない理由)

分析をすれば不安が減る気がする。
これは人間の自然な感覚ですが、現実には逆で、
情報が増えるほど不確実性は消えず、判断はむしろ鈍くなるんですよね。

僕も昔は市場分析や競合比較を延々としていました。
でも、本当に重要な情報ってほぼすべて「行動した瞬間にしか出てこない」んです。

・実際に顧客がどう反応するか
・想定どおり使われるか、違う使い方をされるか
・言語化されない“違和感”がどう出るか

こういう現実のデータは、机の上でいくら考えても出てきません。
行動は思考の代替ではなく、思考の原材料です。

そして、小さく動けば、小さく学べます。
だからこそ、不確実性が高いほど
「まず動く→現実のデータを得る→もう一度考える」
という順番が強くなります。


2. 行動には「成果」と「学習」がある

(短期の勝ちより、学習速度で未来が決まる)

新しい事業や新しいチャレンジほど、
「結果を出さないと…」と焦ってしまいがちです。

ただ、不確実な領域では、
成果のための行動だけを続けるほうが危険です。
理由はシンプルで、
成功するための“前提”がそもそも合っているか分からないからです。

MVPを出すのも、プロトタイプを見せるのも、
本質は「売るため」ではなく「学ぶため」。
この“学習のための行動”が蓄積すると、
結果的に成果の質も速度も上がります。

短期の数字を追いすぎるほど、学習時間は削られていきます。
逆に、学習を優先すると、
中長期での期待値が大きく跳ね上がるんですよね。


3. 仮説は「当てる」ものではなく「正解に近づける」もの

(未来は“受け取るもの”ではなく“つくるもの”)

仮説と聞くと、「予測」だと捉える人が多いです。
でも本書が強調しているのは、
仮説は行動によって“正解にしていくプロセス”だという点です。

市場を教育することもあります。
顧客の価値観を変えることもあります。
ときには、提供者側のストーリーが市場を再定義します。

つまり、仮説とは「当たる・外れる」ではなく、
行動を通して“当たり”へ寄せていくゲームなんですよね。

未来は天気予報のように受け取るものではなく、
行動によってつくるものです。


4. 仮説は「確信度」ではなく「影響度」で選ぶ

(安全すぎる仮説は、未来を縮める)

人はどうしても「確度が高いもの」を選びがちです。
失敗したくないし、言い訳できないし、叩かれたくない。
ただ、確度の高い仮説は、そもそも影響の小さい領域に集まりがちです。

不確実な領域で重要なのは、
成功したときの“影響度”が大きい仮説を選ぶことです。

成功確率は低くても、期待値で見れば挑戦したほうが良い場合は多いんですよね。
そして、行動量が増えるほど、失敗の痛みも小さくなります。

影響度の低い「小さくまとまった仮説」では、未来は変わりません。
逆に、影響度の高い仮説は、未来を押し広げます。


というわけで:次の一歩は「成果」のためですか?「学習」のためですか?

ここまでの4つをまとめると、
仮説行動OSはこんな構造になります。

  1. 行動が不確実性を減らす
  2. 成果行動だけでなく、学習行動を積み上げる
  3. 仮説は当てるものでなく、正解に寄せていくもの
  4. 仮説は確信度ではなく影響度で選ぶ

考えるほど行動が重くなる時代です。
だからこそ、仮説行動のOSが効いてきます。

僕自身、
「完璧な計画」より「小さな行動」を選ぶようになってから、
事業も投資も、意思決定のスピードが落ちなくなりました。

未来をつくるのは、いつだって行動です。
では、あなたの“次の一歩”はどちらでしょうか?

成果のための行動ですか?
それとも、未来のための学習行動ですか?

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