投資のプロは株価より「金利」を見る  投資は金利が9割

スポンサーリンク
スポンサーリンク
この記事は約4分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

こんにちは!ジャイアン(@GIANSTEP1)です。

投資をしていると、つい株価やニュースに振り回されがちですよね。
「あれ? なんか大事な情報を見落としてる?」という不安が出てきて、気づけば情報の海で溺れそうになったりします。

でも、プロはもっとシンプルです。
“金利だけちゃんと見ておけば、ほとんどの流れは読める”
という割り切り方をしています。

今日は、このプロの視点を、あなたが毎日使える“金利ウォッチOS”にしてまとめました。
気負わず軽く読めるようにしたので、コーヒー片手にどうぞ。


1. 金利は“未来の雰囲気”を先に教えてくれる

(ニュースより早く動く理由)**

景気って、実体が悪くなるより前に“空気”が変わります。
その空気の変化を一番早く拾うのが金利です。

例えば2020年のコロナ前。
世界の長期金利はすでに「うーん、景気ちょっと弱くない?」というトーンに変わっていました。
ニュースが騒ぐよりずっと前に、金利だけは静かにサインを出していたわけです。

ただし、金利は魔法の道具ではないです。
量的緩和が続きすぎたり、インフレが粘りすぎたりすると、うまく動かない時期もあります。

とはいえ、最初の一手として金利を見ると、「全体の空気」が圧倒的に理解しやすくなるのは確かです。


2. プロが本当に見ている金利は“3つだけ”

(ニュースを全部追う必要なし)**

経済ニュースって、必要以上に盛られがちです。
でもプロは、金利をたった3つに絞っています。

  1. 政策金利:中央銀行の“意思”
  2. 10年国債利回り:市場の“期待”
  3. 社債スプレッド:企業の“体力”

この3つだけで、世界経済のざっくりした方向は読めます。
正直、他の細かいニュースは「補足」くらいのものです。

次は、この3つをどう組み合わせて読むかの話です。


3. 長短金利差は“景気サイクルの地図”

(逆イールドは“黄色信号”くらいでちょうどいい)**

短期金利は中央銀行、長期金利は市場。
この2つの差=長短金利差は、景気の曲がり角を教えてくれる超重要指標です。

一般的にはこう読まれます。

  • 1%割れ → 注意ゾーン入り
  • 0%割れ(逆イールド) → 警戒ゾーン

ただし、最近は量的緩和が長引いたり、インフレがしつこかったりして
“従来の逆イールドの読み方が使いにくい”という問題もあります。

なので、逆イールドは「絶対に危ない!」ではなく、
「ちょっと姿勢を低くしておこ」くらいで捉えるほうが現実的です。

実はこの“姿勢を低くする”が後半のOSにつながっていきます。


4. 株価が上がってるのに企業の体力は落ちる?

(これ、景気の最終ラウンドで起きがちです)**

景気の終盤って、いろいろ歪むんですよね。

売上が鈍ってきても、
企業は借金を増やして自社株買いをしたりして、株価だけは元気に見えたりします。

でも、社債スプレッドを見ると
「いやいや、企業の体力しんどいよね?」
というサインが増えてきます。

つまり、

株価:元気
企業:しんどい

という“ねじれ”が出てくる。

このねじれが出たときは、無理しない方がいい時期です。
ただし、これ単体で判断すると危ないので、金利サイクルと組み合わせて読むと精度が上がります。


5. 景気の波は“まずアメリカから”やってくる

(世界のスタート地点はNY)**

なんだかんだ言っても、世界経済のエンジンはアメリカです。

アメリカが元気
→ 新興国にも資金が回る
→ 日本にも波が来る

アメリカが弱る
→ 新興国の資金が細る
→ 日本にも向かい風が来る

こういう“波の伝わり方”を理解しておくと、ニュースを読むコツがつかめます。

もちろん例外もあります。
資源国、新興国、政治リスクが強い国などは別の動きをすることもあります。

ただ、全体を理解する最初の入口としては
「まずアメリカの金利を見る」
これだけで視界がかなりクリアになります。


6. 今日から使える「金利ウォッチOS」

(迷わないための“見る→判断→行動”セット)**

投資で迷うのって、
「何を見て、どう動けばいいか」が曖昧だからなんですよね。

そこでOS化すると、こうなります。

月1で見るもの

  • 政策金利
  • 長短金利差
  • 10年国債利回り

月1〜四半期

  • 社債スプレッド

気づいたときでOK

  • FRBの会見
  • CPI(インフレ率)

で、実はここからが本題。
“見たあとどう動くか” のラインがあると、OSは強くなります。

行動の基準(ゆるくてもOK)

  • 長短金利差が0%割れ → リスク資産を10〜20%減らす
  • スプレッドが拡大 → 個別株をETFに置き換える
  • 政策金利の据え置きが続く → 債券のデュレーションを伸ばす

これくらいザックリでいいんです。
大事なのは、“迷った時に戻る基準”があること。


まとめ:金利は“正解”ではなく、“地図”になる**

今日の話を、短くまとめるとこうです。

  1. 金利は景気より早く動く。
  2. 見るべき金利は3つだけ。
  3. 長短金利差は景気サイクルの地図。
  4. 株価と信用リスクが逆に動いたら要注意。
  5. 経済の波はまずアメリカから来る。

そして重要なのは、
金利は“未来を完璧に当てるツール”ではないということです。
ただ、金利を見ておくだけで、
ニュースの浮き沈みに振り回されず、落ち着いて判断できるようになります。

あなた自身の投資OSに、この“金利コンパス”を組み込んでみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました