揺れても沈まないという生き方 パリの標語から学んだ“人生OSの設計”

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こんにちは!
今日は、僕がずっと大事にしてきたコンセプト 「揺れて、沈まず」 について、ちょっと話してみたいと思います。

たゆたえども沈まず(Fluctuat nec mergitur)
これは16世紀から存在する、パリ市の紋章にある標語です。

帆に風をはらんだ帆船とともに刻まれたラテン語は、
「どんなに強い風が吹いても、揺れるだけで沈みはしない」ことを意味して
もとは水上商人組合の船乗りの言葉だったそうですが
戦乱、革命など歴史の荒波を生き抜いてきたパリ市民の象徴となったそうです。

そして、この言葉は、僕にとっても“人生のOS設計”そのものにかかわる、大切な基準なんですね。


揺れても大丈夫という前提で生きる理由

(変化が避けられないなら、最初から前提にしておく)

「できれば揺れたくない」という気持ちは自然です。
でも僕はこれを逆に考えていて、

揺れは避けられないから、揺れる前提で人生を設計する。

このほうが気持ちがラクになります。

予定が変わることもあるし、感情も揺れるし、外部環境だってコントロールできない。
天気と同じで「揺れはあるもの」と扱ったほうが、不必要に振り回されずにすみます。

投資OSでいうところの “ボラティリティ(変動)を前提にする” という姿勢と近いですね。


時間は一直線じゃなくて「波」で進む

(少し戻ったように見えても、全体として前に進んでいく)

僕は時間を「直線」で捉えず、 として考えることが多いです。
波って、一度引いたり押したりしながら前へ進みますよね。
人生もまさにそれに近い動き方をします。

仕事も投資も、人間関係も体調も、ずっと右肩上がりなんてことはありません。
でも、全体として向かっている方向 を保てていれば、揺れは単なる揺れとして扱えます。

この「方向性を持ったまま揺れる」という感覚が、僕が気に入っている
“段階的に未来へ近づいていく” というイメージにつながっています。


何があっても「自分は自分であり続ける」設計

(パリがパリであるように、自分の核も残していく)

パリの標語
“Fluctuat nec mergitur(揺れても沈まない)”
は、本当に良い言葉です。

嵐が来ても洪水が起きても、パリはパリであり続ける。
その姿勢に、「変化は起きても、存在の核は揺るがない」という意味があります。

僕の場合、その核とは、

  • どう生きたいのか
  • どんな未来に向かっているのか
  • 何を成し遂げたいのか

という 自分の意思で決める部分 です。

形が揺れ動いても、この中心があるだけで沈みにくくなります。


揺れは「失敗」じゃなくてデータ

(ブレたときほど、OSは静かに更新されていく)

僕は揺れをネガティブに扱いません。
揺れた時ほど、

「OSをアップデートするデータが手に入った」

と考えるようにしています。

感情が動いたときも、判断がズレたときも、
計画が狂ったときも、相手の反応が想定外だったときも。

本来はストレスに感じる出来事なのに、
そこに改善ポイントが隠れていると、揺れそのものが意味を持ちます。

投資でいう 損失データの分析 と同じで、揺れを避けるのではなく活かす方向なんですよね。


方向性さえ失わなければ沈まない

(ゴールを固定しない“段階型の未来”の考え方)

ここが僕の考え方の核に近い部分です。

僕はゴールを「いつか必ず到達しないといけない地点」として扱っていません。
むしろ、ゴールというのは “向かっている方向のこと” だと思っています。

航海に例えると、もっとわかりやすいです。

航海では、途中で風の向きも変わるし、潮の流れも一定じゃありません。
そのたびに立ち寄る中継地点の景色も違います。
僕はこの中継地点を “フェーズ” と捉えています。

フェーズは、立ち止まる場所ではなく、
「今どこにいるか」を確認し、方向を微調整するための場所。

そして、目的地はひとつに固定されている必要はありません。

大事なのは、

どちらの方向へ進んでいたいのか。

この方向性さえ合っていれば、
多少の寄り道があっても、上がったり下がったりしても、全体として前に進んでいけます。

人生でも投資でも、キャリアでも家庭でも、
ブレを生むのは「結果のズレ」よりも、「方向のズレ」です。

だから僕は、

  • 着地よりも方向
  • 到達よりも進行
  • 完璧よりも選び続ける意思

を重視しています。

方向を保てている限り、人は沈みにくいんですよね。


というわけで:「揺れて、沈まず」は“強がり”じゃなく構造の話

(変化を前提にしつつ、自分の核を守るという生き方)

僕にとって「揺れて、沈まず」というコンセプトは、
根性論ではなく 人生の設計思想 に近いものです。

  • 揺れることを前提にする
  • 揺れの中で方向性を守る
  • 揺れから学んでOSを更新する
  • そして、何があっても“自分の核”だけは沈めない

この4つを置いておくだけで、毎日の判断が少しラクになります。

揺れていいし、揺れたほうがむしろ進みやすい。
ただし、沈まないための“構造”だけは、自分で持っておきたい。

そんな話でした。

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