アダム・グラント『THINK AGAIN』に学ぶ あなたの「思い込み」をひっくり返す5つの事実

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こんにちは!ジャイアン(@GIANSTEP1)です。

今日は、アダム・グラントの書籍『THINK AGAIN』を題材に、僕たちの日常でふつうに起きている“思い込みの罠”をどう扱えばいいのか、ゆるく話してみたいと思います。

「考え直す」と聞くと、ちょっと面倒そうですよね。
でも、実はこれって“自分を疑う勇気”ではなく、“自分を軽くする技術”なんです。
前提をアップデートすれば判断がラクになり、世界の見え方もスッと整う。そんな感覚を、今日は5つのポイントに分けて紹介します。


**1. 思考は気づかないうちに“自動運転”になる

だからこそ科学者モードが役に立つ

僕たちは議論するとき、知らないうちに
「説教者」「検察官」「政治家」
この3モードを行き来してしまいます。なんだかバラエティ番組みたいですが、本当に勝手に切り替わるんですよね。

問題は、それぞれが“自分を守るためのモード”だということです。
真実を知るより、勝ちたい・否定したい・仲間を得たいが先に来てしまう。

そこで必要なのが、グラントが言う 科学者モード です。
意見を「仮説」にして扱い、必要なら淡々と修正する。
このモードに入るだけで、「間違えちゃいけない」から解放されるんですよね。

とはいえ、科学者モードの最大の敵が「自信の扱い」です。
次はそこを見ていきます。


**2. 自信は“足りなくても多すぎても”危ない

一番使えるのは「改善できる」という前提

少し知っただけで天才になった気がする…という「ダニング=クルーガー効果」。
逆に、すでに成果を出しているのに「いやいや、自分なんて…」となるインポスター症候群。

グラントは後者に対して「実は悪くない」と言います。
なぜかというと、過信は探索を止めますが、インポスター気質の人は“もっとできるかもしれない”と自然に動き続けるからです。

つまり、自信は“能力そのもの”よりも、
改善可能性への余白 とセットにすると扱いやすくなる。

「自信を持て!」ではなく、
「今の自分をベースに、ちょっと更新しよう」
くらいのノリがちょうどいいんですよね。

では、その“改善”を議論でどう扱うか?
次は対立の話です。


**3. 良い対立はむしろ“発見装置”になる

タスク・コンフリクトがチームを強くする

日本では特に「対立=避けるもの」という文化が強いですが、実は対立には2種類あります。

・人に向く対立(これは消耗する)
・課題に向く対立(これは成長する)

後者は タスク・コンフリクト と呼ばれ、仕事の質を上げるためには欠かせない要素だとグラントは説明します。

もちろん、好き勝手に言い合えばいいわけではなく、必要なのは 心理的安全性
意見を述べても人格攻撃にならないという信頼があると、議論の密度が一気に上がります。

つまり、「仲が良いこと」が強いチームの条件ではなく、
“不快にならないギリギリの衝突”を扱える規律 が強さを作る。

では、衝突がある場面で相手の考えをどう動かすか?
次はそこを整理します。


**4. 説得よりも“自分で決めてもらう”ほうが続く

動機づけ面接が教えてくれること

相手の考えを変えてほしいとき、つい「説明」や「論破」に流れがちです。
でも、人は説得されると反発します。びっくりするくらい反発します。

そこでグラントが紹介するのが 動機づけ面接 という手法です。
相手の価値観や不安を質問で引き出し、
「自分で納得して動く理由」を本人が見つけられるようにする。

外から押し付けた結論より、自分でたどり着いた結論のほうが圧倒的に強く長持ちします。

つまり、問いの立て方を変えるだけで、人は自然に変化する。
ここがすごく実践しやすいポイントです。

では最後に、思い込みの中でも特に根強い“キャリアプラン”の話にいきましょう。


5. 人生プランは「正解」ではなく「仮説」

キャリアは“実験”として扱うと自由になる

多くの人が、キャリアプランを「未来の完成図」として描いてしまいます。
しかし、環境も価値観も変わるので、固定した計画はむしろリスクです。

若い段階でアイデンティティを固定してしまう「アイデンティティ・フォークロージャー」は、後々の選択肢を狭めてしまう。

そこでグラントは、キャリアを 仮説 として扱うことを提案します。
半年単位で「今の方向性は合っている?」と検証し、必要があれば修正する。
地図を描くのではなく、コンパスを持って歩くような感覚です。

実験として扱えば、方向修正は失敗ではなく進展になります。
これ、本当に心が楽になるんですよね。


まとめ:思い込みを疑うことは“自分の負荷を減らす”ための技術

ここまで紹介した5つの視点は、それぞれバラバラのように見えて、実は一つの流れにまとまっています。

・意見を仮説にする(科学者モード)
・自信は改善余地とセットで持つ
・健全な対立を扱う
・相手の自律性を尊重する
・キャリアを仮説として更新する

これらはすべて、「自分の判断の負担を軽くする」ための仕組み なんですよね。

最後に、グラント流の一番シンプルな問いで締めたいと思います。

「いま、あなたが一つだけ考え直すとしたら、どの前提だろう?」

これを選ぶだけで、今日の判断OSはひとつアップデートされます。

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